電話番号の見方
050から始まる電話番号|特殊詐欺・迷惑電話に注意
050から始まる番号はIP電話で使われる番号です。特殊詐欺などに悪用される事例も多く確認されているため、知らない050番号から着信したときに確認したいポイントと対処法を紹介します。
⚠️ 知らない050番号からの電話は、まず警戒してください
050はインターネット回線を使うIP電話の番号です。正規の企業などでも使われていますが、特殊詐欺などの犯行に悪用される事例が多く確認されてきた番号でもあります。
知らない050番号から電話がかかってきたら、すぐに信用したり折り返したりせず、まず次の4点を確認してください。
① 電話に心当たりがある?
心当たりがなければ、無理に出たり、すぐ折り返したりする必要はありません。
② お金を要求されていない?
振り込み、ATM操作、電子マネーの購入などを求められたら、その場では応じないでください。
③ 個人情報を聞かれていない?
暗証番号、カード情報、口座情報、SMSの認証コードなどは伝えないでください。
④ 急がされていない?
「今日中」「すぐに払って」「電話を切らないで」などと急かされたら、特に注意してください。
なぜ050番号は注意が必要なの?
050から始まる番号は、インターネットの通信技術を利用するIP電話で使われています。
050番号そのものは正規の電話番号ですが、警察庁は、050IP電話番号が特殊詐欺などの犯行に悪用される事例が多くみられたとして、利用停止などの対策を進めてきました。
また、以前は一部の「050アプリ電話」で、契約時の本人確認が法律上義務付けられていませんでした。こうした電話の悪用が問題となったことなどから、2024年4月から050アプリ電話についても契約時の本人確認が義務化されています。
⚠️ 現在も「050なら安心」ではありません
本人確認のルールは強化されていますが、050番号が犯罪に使われるケースがなくなったわけではありません。警察庁によると、2024年には犯行に使われた2,106件の050IP電話番号が利用停止されています。
犯罪グループに電話番号を繰り返し提供する悪質な事業者も確認されており、多数の電話番号をまとめて利用停止する対策も行われています。
そのため、以前かかってきた番号と違うから大丈夫、検索して情報が出てこないから大丈夫、とは判断できません。
こんな050電話は特に注意してください
次のような話が出てきた場合は、電話を続けず、いったん切って確認してください。
知らない050番号から着信したときの対処
1. 心当たりがなければ、すぐに出ない・折り返さない
知らない050番号から着信しても、すぐに対応する必要はありません。
まずは留守番電話やSMSなどに用件が残っていないか確認しましょう。用件が分からない状態で、その番号へすぐ折り返すことは避けてください。
2. 相手が会社や公的機関を名乗ったら、いったん電話を切る
銀行、通信会社、役所、警察などを名乗っていても、その場で相手を信用しないでください。
いったん電話を切り、公式サイト、契約書、カードなどから自分で正しい連絡先を調べて確認しましょう。
⚠️ 相手から教えられた番号には折り返さないでください
「確認したいならこの番号へ電話してください」と言われても、その番号が犯人側につながる可能性があります。連絡先は必ず自分で調べてください。
3. 電話番号を検索して情報を確認する
当サイトの番号検索などで、その050番号について公開されている情報や、ほかの利用者からの報告がないか確認できます。
ただし、検索して何も出てこないことは、安全の証明にはなりません。新しく使われた番号などは、まだ情報が登録されていないことがあります。
4. 少しでも不自然なら、その場で何もしない
電話中に判断する必要はありません。
お金を払う、個人情報を伝える、アプリを入れる、URLを開くなどの操作はせず、いったん電話を切って家族や公的な相談窓口に相談してください。
「050だから詐欺」と判断するわけではありません
050番号は、企業の問い合わせ窓口や各種電話サービスなど、正規の用途でも使われています。
そのため、050というだけで詐欺と断定することはできません。
一方で、特殊詐欺などへの悪用が繰り返し確認されてきたことも事実です。知らない050番号からの電話では、番号だけを見て信用するのではなく、「何を要求されているか」「相手が本当に名乗った組織なのか」を確認することが重要です。
表示されている電話番号自体が偽物の場合もあります
注意したいのは050番号だけではありません。
警察庁では、実在する警察署などの電話番号を、着信画面に偽って表示させる手口も確認しています。
つまり、着信画面に表示された番号を検索して本物の会社や警察署の番号と一致していても、それだけでは信用できない場合があります。
覚えておきたい確認方法
「かかってきた番号を信用する」のではなく、「いったん切って、自分で調べた公式の連絡先へ確認する」のが安全です。
すでに個人情報を伝えてしまった場合
不審な050番号の相手に情報を伝えてしまっても、そのまま相手とのやり取りを続けないでください。
利用している金融機関へ早めに連絡してください。
カード会社へ連絡し、利用停止などが必要か確認してください。
関係するサービスのパスワード変更や、サービス提供会社への連絡を行ってください。
金融機関や決済サービスへできるだけ早く相談し、警察にも相談してください。
詐欺かどうか判断できない場合は、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」へ相談できます。
050番号で覚えておきたいこと
- 050はIP電話で使われる正規の電話番号です
- 一方で、特殊詐欺などに悪用される事例が多く確認されてきました
- 2024年4月から050アプリ電話も契約時の本人確認が義務化されています
- それでも、知らない050番号からの電話はすぐに信用しないことが大切です
- お金・個人情報・認証コードを要求されたら、その場では応じないでください
- 会社や警察などを名乗った場合も、いったん切って、自分で調べた公式の連絡先から確認してください
- 番号検索で情報が見つからなくても、安全とは限りません
出典
記事の内容は、以下の資料を確認して整理しています。最新の情報は各出典でご確認ください。
総務省 · 電気通信番号制度
情報種別: 政府・警察 / 取得日: 2026年10月1日
警察庁 · 第3項 匿名・流動型犯罪グループが悪用する犯行ツールへの対策
情報種別: 政府・警察 / 取得日: 2026年10月1日
警察庁 · 令和6年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について
情報種別: 政府・警察 / 取得日: 2026年10月1日
国民生活センター · 「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!
情報種別: 独立行政法人等の公的機関 / 取得日: 2026年10月1日
警察庁 · 警察に偽装した電話番号に注意!
情報種別: 政府・警察 / 取得日: 2026年10月1日